育休オットとのんびりヨメの子育て話

30代夫婦、2歳・0歳姉妹の4人家族。男性の育休取得・育児について発信していきます。

オットが育児にどっぷり浸かっていると感じた瞬間

こんばんは。ヨメです。

 

題名通り、のんびりとした内容を書きますよー!

 

今日のネタはオットです。

 

育休に入ってもうすぐ3ヶ月。

彼の中に「仕事」という文字は消えつつある(いやだめだろ)。

本人は、ココロのどこかでいつも育休を終える自分、

そして、終えた時に起こる「心と体の切り替え」を想像しているんでしょうが、

その時のためにも、今はどっぷりと、子ども二人を見つめてほしい。

そう思っています。

毎日毎日、違う顔で、新しい事を学び、

寝起きに伸びをすれば1cmくらい身長大きくなってしまうんじゃないか

ってゆうくらいの成長ホルモンを分泌しまくっている2人を、

絶対的な「当事者」として見守ってほしいと願っています。

 

そう思っていると、

ある晩(というか夜間授乳のとき)オットが突然起きて、

両手を前に出し、「あ・・!」という顔をしています。

 

なんだなんだ、トイレか?と思ったら、

 

「ちょ、牛乳が、、こぼれるところに・・・!」

 

と意味不明なことを言っていました。

 

「牛乳はここにはないよ。」と私がいうと、

 

「そうだね。」と言って再就寝。

 

何て平和な夢見てんだ・・と思ったんですが、

あ、これって今の日々がオットを凌駕しているんだなあ、と実感しました。

オットにとって育休の日々は、変わり映えもないし、夜の閉店も早い。

仕事の刺激から比べると、正直言ってつまらないと感じる人も多いと思う。

それでも、「幸せだ」と思って暮らしてくれている事に感謝しなければならないと思っています。

 

毎日がスペシャル、なんて言葉もあるけど、

それを感じられるか否かっていうのは、

今の時代から言えば、一種の才能でもあると思う。

 

SNSを開けば、どこかの誰かが叶えた欲求を簡単に知る事ができて、

日々それは更新されて、何なら楽しそうな笑顔までアップされる。

時間やお金の自由があれば、テレビで見たアレも、雑誌で見たソレも、

全てがcome true。

その中で、「この子たちの、当たり前の日々に時間を使う」事に

幸せと必要性を感じ、実行できている事に、感謝しています。

 

男性の育休はこうあるべきだなあ、と正解のない答えを

感じた瞬間なのでした。

 

ではまた。

 

なぜ男性の私が半年間の育休を取得することにしたか

こんばんは。オットです。

毎日この時間に寝かしつけを終え、ブログを書いています。

ブログを続けるのって難しい…。

 

さて、昨日のブログに書きましたが、なぜ育休を取る事にしたかを書いてみたいと思います。 

swahy.hatenablog.com

ひとつめの理由は以前、こちらにも背景は書きました。

 

要は、ヨメへの負い目ですね。「家族のために働く」を盾にして、自分の生活は大きく変わっていなかったんです。もちろん今までよりも仕事も家事も育児も頑張っていましたよ?でも溝は深まるばかり。日々向き合っているシーンが異なるので、どうしても同じ問題に向かっている感じがしないんですよね。一方、ヨメは自分のキャリアを捨て、生活を大きく変え、何が自分のやりたい事なのかを考える間もないまま、毎日を過ごしている感じでした。

 

ヨメと結婚したのは「この人とは何があっても肩を組んで歩んでいけそうだな」「自分に何かあっても助けてくれそうだな」と思ったからです。自分が守るのでも、守ってもらうのでもなく、お互いを思いやりながら平等に生きていけるかなって思ったのです。

 

それなのに、ヨメに一身に背負わせている感じが嫌だった。自分が育児に参加しようとしてもうまく参加できない感じがとても嫌でした。遊ぶことやご飯を食べさること、オムツ替えなど大半の事はオットでもできますが、大事な寝かしつけや泣いたときの泣き止ますことなどは、どうしてもうまくできませんでした。次第にやらなくなっていった…。

 

つまりすごい悪循環なんです。本来ヨメも子育てなんか初めてで、毎日試行錯誤する中で見つけた「少しの確からしさ」を頼りに育児をしているだけなのに、オットの私は学ぶ事をあきらめ、失敗をすることを恐れ、やらなくなる。そうするとヨメの負担が増える。

 

家族が一番大事なのに家族のためになれていない自分に嫌気がさし、育休を取得したのがひとつの理由です。でもおかげでヨメや子どもの笑顔が増えて本当に良かったー。

 

ふたつめは、子どものためです。三つ子の魂百までって言うじゃないですか。この3歳を迎えるまでの大事な時期に、そばにいれたら今後の100年幸せに生きられるかなと思ったんです。長女はいきなり妹ができて愛情を独り占めできず、妹は2歳の姉がいるので構ってもらえず、さらには疲弊するヨメが孤軍奮闘。これが最高の選択肢なのか?と疑問を持ちました。

 

100年といわずとも、この半年一緒にいる事が、家族にとって10数年以上の意味をもつと思いました。半年の休みなんてほんのちょっと。いくらでもこのあとの人生でペイできます。このままの耐え忍ぶ人生を送り続けるか、ちゃんと家族と向き合う半年をつくり、この先ずっと幸せを築くか。答えは決まってますね。

 

世の中に育休を取得している男性が少ないっていうのもポイントでした。マイノリティって価値があると思いません?他人ができることを真似ても自分の強みにはならないですからね。自分の信じるものと同じ人がたまたま少なかった。でも国や会社は理解してくれている。そりゃ取った方が良いですね。

 

ちょっとまとまらなくなってきたので、ここらで終わります。

 

ではまた。

妻の辛さをわかっているのになぜラクにしてあげられないのか?

こんばんは。オットです。

昨日はヨメが初登場でしたね。自らそろそろ書くわと言ってくれました。

せっかくなので、昨日ヨメが書いてくれた内容にそったブログを今日は書こうと思います。

 

swahy.hatenablog.com

 

ヨメが言ってたのは以下です。

 

まず、私がワンオペしていた時のツラポイントは

1:子どもの就寝するかしないか、もしくは直後に帰宅し、そこからまた食事作りが始まる。朝は子どもが起きる前に行ってしまうことも多く、数日子どもに会わないことも多々。

2:休日もほぼひとりの時間はない。

 結果、娘の「お母ちゃんじゃなきゃやだ」が加速。

 

実際、そうでした。ほんとすいませんでした。

 

1の仕事については、私の所属する会社は、働く時間も月の上限が決まっているだけで、出社時間や退社時間はある程度個人の裁量に任されていました。

 

また、私の性格や働き方の癖として、余裕を持って働きたいというか、あらゆる業務に腰を据えて向き合いたいというか、あまり考えずに仕事をサクサク進めることが苦手なんですね。難しく考えて難しく取り組んでしまうのです。

 

そのため、仕事は朝7〜8時には席で業務を開始していました。誰もいないのでしっかり考え事がはかどるわけです。夜は19時〜20時には退社。家に帰るのは20時〜21時って感じでした。子が起きているときに帰ると、子どもが「お父さんがカエッテキター!!」とテンションが上がってしまい、どんどん寝るのが遅くなり、家族全員の負担が増えるため、早く帰るときは早く、中途半端ならあえて残業や道草して遅く帰ることにしていました。まあ、私なりの配慮だったんですが、妻からするとどちらも負担だったわけです。

 

また、仕事なのでいくら計画してもイレギュラーは起こるもので、またイレギュラーの時ほど、ヨメに連絡もできず、帰ると言った時間に帰ってこない…。ヨメからしたらたまらなく負担だったと思います。

 

おそらく、世の男性陣は思い当たる節があると思います。おれだって、家族のために働いている!と断言できるんじゃないでしょうか。しかしながら、奥様は365日24時間、休みなく働いているんですよ。それも家族のために。(育休取って気付きましたが、日中もまじで余裕ないです。スマホも読書もできませんよ。)

 

2のひとりの時間がないというのも、せっかくの休日だからヨメもリフレッシュできるように外食しよう!とか買い物しよう!とか提案していましたし、もしひとりになりたいならどっか行ってきて良いよ?(おれ育児頑張るよ)と言っていました。

 

でもヨメからすると、オットも働いて大変なんだからせっかくの休みに押し付けたら悪いなとか、いきなりひとりでどっか行って良いよと言われても普段公園とスーパーしかいってないのに今更どこで何をすればいいの?ていうか、良いよって言われてもたかが2時間とかでしょ?って感じだったと思います。

 

1も2もわかってるわ!と思われるかもしれません。私も同様にヨメのことを分かっている気でいました。でも、ヨメの辛そうな姿をずっと見続けることになるし、助けてやることができませんでした。数ヶ月間も。わかっているのにラクにしてやれないのってなんでなんですかね?本当にヨメの事を分かっていたのでしょうか?

 

育休を取得して1日中、2人の娘の育児と家事を1ヶ月くらい続けてみてわかったことは「何もヨメの辛さをわかっていなかった」ということです。もっというとヨメの楽しみもわかってなかったと思います。

 

要は、同じ問題に向き合えば、楽しみも辛さも同じシーンから感じることなので、共感し合えます。今まではオットは職場、ヨメは家庭というシーンでお互い別の問題にぶるかり楽しみや辛さを感じていました。もしかするとヨメが仕事をやめてから、3年間くらいすれ違っていたのかもしれません。一緒にいるのに、別の問題に日々向き合っていれば、多少のすれ違いや掛け違いが徐々に積み上がっていき、ふとしたときに崩壊するんだと思います。 

 

最近、妻とうまくいってないなーなんかちょっと関係変わったよなーと思う旦那様、育休を取るタイミングかもしれませんよ。

 

そろそろ、なぜ育休を取得することにしたかを書こうと思います。

 

ではまた。

「旦那が育休中」と言うと、必ず聞かれること。

はじめまして。ヨメです。

 

初登場です。とうとう出てきてしまった・・・。

 

男性の育休って、やっぱりまだレアなんですね。

 

「旦那が育休取っててさ、」なんて言おうもんなら、

 

「・・・・・うっそ、すご!」

 

と、間ができますね。笑

 

 

 

で、本題の話。

 

育休に入って、もう2ヶ月経つわけですが、やっぱり私のフットワークは軽くなっています。

 

友人に会える回数が増えたので、育休の話をする機会も増えました。

 

そして、たいてい聞かれるコレ↓↓

 

「旦那が毎日家にいるとかイライラしない?」

 

うんうん。言わんとしてることは分かる。

 

「そう!めっちゃイライラする!」

って言った方が女の会話としては盛り上がるんですが、笑

 

(ちょっと考えて)「うーん、そうでもない。」

 

と答えています。

 

なんでか。

 

まず、私がワンオペしていた時のツラポイントは

1:子どもの就寝するかしないか、もしくは直後に帰宅し、

  そこからまた食事作りが始まる。

  朝は子どもが起きる前に行ってしまうことも多く、

  数日子どもに会わないことも多々。

  

2:休日もほぼひとりの時間はない。

 

結果、娘の「お母ちゃんじゃなきゃやだ」が加速。

 

この2つが原点。細かなことがあるかもしれないけど、

この2大ツラポイントが改善される事で、それは緩和されると思いました。

 

1番については、育休に入る事で緩和されるものの、

私達のスケジュールが理解されていない事が大きいと思いました。

 

また、2番についても、

最もひとりになりやすい時間帯(二人とも機嫌が良い時間)があり、

それまでに家事全般を終わらせる必要があることを知ってもらう必要がありました。 

 

そこで、育休1週間前に私は表を作りました。

 

1日の流れを表にし、これにコミットするための動きをよろしく!と笑

え、15時に風呂入ってんの?とか、17時に夕飯!?みたいな。

 

仕事をしているオットにとって、

これからの育休の日々にタスクを設ける事が重要だと思ったからです。

あとは、オットの性格からいってスケジュールを決めた方が

動き易いというのもありました。

 

そして、お互いの自由時間はここで取ろう。という曜日も決めています。

午前中にお互いの自由時間を取り、午後にはまた家族全員で行動する。

 

この認識一致を事前に済ませたおかげで、

「ちょっと、コレやってよ!!」みたいな事はなく、

スムーズに日々を送る事ができています。

 

お互いに、先に認識を揃えておくっていうのは重要な事ですね。

 

育休中ではない旦那さんにも、

一度、土日の過ごし方を相談しあってみても良いかもしれません。

 

それでは。

賢い子に育てる究極のコツ!?もうすぐ3歳の娘に図鑑を買いました

こんばんは。オットです。

1日空いてしまいました。昨日は長女が普段しない昼寝をしたことで、夜に覚醒し、次女もついでに覚醒し…ブログを更新する気力が残っておりませんでした…。

気を取り直して!!

 

最近、育児に関する本を読む機会を意図的に増やしているのですが、最近読んだこの本。

www.amazon.co.jp

余談ですが、オットはAmazonPrimeの年会費会員なのですが、Prime Readingを無料で利用することができます。ついでにスマホの無料Kindleアプリで利用しているので端末代もかかっておりません。この本はいまPrimeReading対象です。買ってない(お金がかかってない)のでさらさらっと読みたいところだけ、30分くらいで読めてしまいます。

 

書評ブログではないので、簡単にしか書きませんが、著者である脳科学の先生が、いろんな子を見てきたところ「伸びる子」に共通していたのは、幼少期から図鑑を読んでいたことを発見したそうです。図鑑の内容は、動物やら花やら宇宙やら共通していませんが、字を読めない頃から図鑑を活用して、絵で好奇心を刺激されていたようです。

 

他の育児本を読んでも、子どもは好奇心のかたまりで、大人になるにつれて周囲と協調していく中で丸くなっていく(失っていく)わけなので、好きなものをとことん伸ばしてあげることは、幼少期の育児において、本当に必要なことだなと思います。

 

先日も記載しましたが、長女(もうすぐ3歳)は、一人称が「ボク」になるほどドラえもんが大好きです。ドラえもんの映画を毎日見ては、現実世界に持ち込みます。ちなみにオットはジャイアン、ヨメはしずかちゃんと呼ばれることが良くあります。こないだお風呂に一緒に入っていたら「たけしさん、これどう?」などとしずかちゃん目線で声をかけられたほど、ドラえもんの世界を知っています。

 

それが何か関係あるのかでいうと、小学館が出している「小学館の図鑑NEO」なら、ドラえもんが解説してくれるDVDが120分ついてくるのです…!!(ついてくる図鑑とそうでない図鑑があります)それなら、長女はかならず食いつくはず!と思い、本日買ってみました。

 

www.shogakukan.co.jp

 

ちなみに3歳だと早い?と思われるかもしれませんが、好きなものが偏る前に見せた方が、興味が広がっていいみたい(もちろん何歳でも意味あります)ですので、内容がわかるかどうか関係なく、早くて良いみたいですよ。

 

というわけで、いくつかを本屋で並べて、どれがいいかを長女に問い、長女が選んだ「動物」の図鑑と、なぜかヨメが「私は宇宙かなー、星座かなーどうしよう」と長女より時間をかけて悩んだ末に購入した「宇宙」の図鑑を購入しました。お、重たい…。

 

早速帰ってから開いてみたところ、長女も想定以上に食いつき、15分くらい「これは?」「じゃあこれは?」「へーしょうなのか(そうなのか)」とオットのあぐらの上にちょこんと座り、見続けていました。字も全く読めないのに、興味あるんだなと感心しました。これは継続してとりあえず開いたら、興味もつかもな。というか親が面白いわこれ。

ちなみにヨメは子どもが寝静まった今、隣で仙台銘菓「萩の月」を食べながら「宇宙」の図鑑を読み、「宇宙はまだ5%しか解明されてないのよ…!!」といろいろ興奮気味に教えてくれています。

 

自分も小さいときにもっと図鑑と触れ合ってたらなーなんて思ってしまいました。

 

ではまた。 

育休を取得してわかった、子どもの成長機会を増やすコミュニケーションの極意

こんばんは、オットです。

 

育休を取得する目的は人それぞれですが、共通していることは「我が子に健やかに育ってほしい」ということかと思います。特に男性は「我が子にはこれからの時代に生き抜ける力を身につけさせたい」と“間違いの無い”子育てをしたいとお考えの方は多いのではないでしょうか?

 

わたくしオットも同じでございまして、日々読書やイベントなどに参加したり、それを我が子に実践したりして、学びを増やしております。まだ我が子は2歳と0歳ですので、何の証明にもならないのですが、オットが実践している育児ノウハウをこちらで少しずつ公開していきたいと思います。

 

父親的にはちょっと待った!でもそれ子どもの成長機会を奪っていませんか?遊びは子どもにとっての大事な成長機会、ちょっとやらせて見守ってみませんか?

2歳の長女は社交的な方でして、保育園にも行っていないのに、その辺の知らない子に自分から声をかけ、一緒に仲良く遊び、楽しかったねと満足して帰ることができる才能をもっています。

 

つい先日も、いつもの公園で遊んでいたところ、7歳の男の子と出会いました。その子は新品の高そうな黒光りした4WDラジコンで遊んでいました。長女はラジコンを見たのが初めてで、ウィーンと音をたて、前に後ろに進み、クルクルとスピンしながら縦横無尽に駆ける姿にすっかりココロを奪われてしまいました。そこで出た言葉は「ボクもやりたい…!!!」(余談ですが、長女はドラえもんにハマっており、一人称はワタシではなくボクなのです)7歳のお友達も「良いよ、貸してあげようか」と言いました。何て優しい子だ…。

 

皆さんならこのあとどうしますか?

 

私は少し嫌な予感がしました。お友達のラジコンはまだタイヤも新品で、おそらく土の上を走るのは初めて。もしかしたら誕生日で買ってもらったばかりなのかもしれない。それともお手伝いをいっぱいしてお小遣いを何ヶ月も貯めて買ったのかもしれない。いずれにせよ、何かをやらかしてしまいそうで、非常に怖い。できるなら触れさせたくない…。

 

なんてことを思っている間に、7歳のお友達の優しさに長女は甘え、もうコントローラーを握っていました。まずはそのお友達に「貸してくれてありがとう、優しいお兄さんだね」と御礼を言い、遠くで見守っていたお父様にもご挨拶をし、長女が4WDを暴走させないように、コントローラーを握りたい気持ちをおさえ、どの方向に車が走ってもキャッチできるようにアキレス腱を伸ばし「さあ、やってごらん!」とオットは言いました。

 

いざやってみると想定よりも奇想天外なことは起きず、まともにラジコンを楽しむことができました。父親のこちらは嫌な汗をかきましたが…。その後、一度はお友達にコントローラを返すことができたのですが、長女の視線はまだラジコンに…少しの間を置いて「もういっかいやらせて」と言いました。とっさに「さっき貸してもらったでしょ?」と返してしまいましたが、その言葉が悪かったのか長女は「もういっかいやるー貸してもらうー!」とゴネ始めました。

 

日常のシーンで、子どもの“らしさ”を引き出し伸ばすことができるコミュニケーション

もう一度聞きます、このあと皆さんならどうしますか?加えると、もう昼の12時です。お昼ご飯は食べていません。次女はグズり始めています。正直もう帰りたい。

 

親のタイムスケジュールと、子どもの遊びの利害がぶつかることって結構ありませんか?正直、育休を取得して毎日四六時中一緒にいると、仕事をしていて土日に感じていたよりも何十倍もこの気持ちになります。でも学んだ話によると、子どもには時間感覚が無いので、昨日・今日・明日の概念がありません。つまり、先を見越して今こうするということができず、常に目の前のことにまっしぐらなのです。そりゃぶつかるわ。

 

でもラジコンというのはさておき、子どもは遊びに夢中で、子どもの仕事は遊びです。遊びを通じて様々なことを学び、生きていく力を身につけていきます。子どもはどんなことでも楽しむ天才ではありますが、その中でもかなりの食いつきを見せている遊びです。これを成長の機会にできないか。私はそんな風に日々を捉えるように意識しています。

 

正解なんてありませんが、私はこんな風に対応しました。

オット:そうか、じゃあお兄さんにもう一度貸してって一緒に言ってみようか。

長女:うん!!

オット:でももうすぐお昼ごはんの時間だし、お兄さんもそうだと思うから、ちょっとだけ借りて遊んだら、お兄さんにお返しできる?

長女:うん!!

という流れで会話をし、お兄さんに借りて、数回走らせ、じゃあこれが終わったら返そうねともう一声かけたところ、長女が満足そうにお兄さんに駆け寄り「ありがとう!」と言ってコントローラを返しました。そのあともグズることなく「バイバーイ!マタネー!」と言って歩き始めました。私はちょっと感動しました。

 

もしあの時、私が長女に対し、しつけようとして「さっき借りたでしょ、もうお昼だから帰るよ!」と言ってたらどうなっていたでしょうか?まあ、泣くのは想像に容易いでしょう。でも泣くくらいどうでもいいのですが、長女にとっての成長機会を失うことになっていました。

  • 聞き分けの良い子に育つかもしれないが、楽しいと思ったことを継続することをやめてしまうかもしれない(集中力・継続力の欠如)
  • お兄さんにちゃんとありがとうと言って返すことができなかったことで、お互いに自律の機会を奪ったかもしれない
  • このあと尾を引いて、お昼ご飯も食べないかもしれない

などなど。

 

ついつい父親は合理的・論理的にコミュニケーションを取ってしまいます。また相手が子どもなので口喧嘩で負けるわけがありません。そのコミュニケーション、本当に意味があるのでしょうか?でもそのコミュニケーション1つを意識することで、子どもが健やかに育つかもしれないと思いながら過ごすように気をつけています。

 

ちなみに私のヨメは非常にこのコミュニケーションが得意です。本人の意思を尊重し、少しやらせてから、こちらの意図やルールを伝え、納得を引き出します。どうやら、言うことを聞いてくれないからどうすればいいか?を試行錯誤したなかで、これが最もお互いストレスがなく、子どもにとって良いと思ったようです。

 

ぜひ楽しい育児をしていきましょう。

 

ではまた。

【夫の私が育休を取得して良かったこと】妻の笑顔が増える

こんばんは。オットです。ブログを始めて3日目になりました。

前回に引き続き「育休を取得して良かったこと」を書きたいと思います。

前回のは以下。 

swahy.hatenablog.com

 【育休を取得して良かったこと(2)】妻の笑顔が増える

私はヨメと約10年前に出会い、自然な流れで結婚しました。周囲からもお似合いだねと言われ、喧嘩をすることもなく、仲良くやってきました。共働きだったので、お金にも余裕があり、大好きなパン屋巡りや、旅行を毎年楽しんでいました。

 

子どもは結婚してすぐにでも欲しいねと話していましたが、なかなか授かることができませんでした。お互い病院で検査するも、原因不明。当時ヨメはなかなかのブラック&ハードワークな会社で勤めており、朝4時に出て、終電で帰るという日もチラホラあるような生活でしたので、仕事が原因だなと察しはつきました。ただ、ヨメは会社から期待されていたため、昇進・重要なミッションを任されていたため、期待に応えたいという気持ちもあったと思います。プライドもあったと思います。

 

そんなある日、ヨメが決意した顔で「会社を辞めたい」と言ってきました。私は2つ返事で「辞めよう」と話をしたのを覚えています。本音は辞めたいけど辞めたくなかったはず。しかしヨメはキャリアを捨てました。すると退職月に妊娠発覚!w 選択は間違ってなかったです。

 

子どもに愛情を注ぐのが得意(にオットは見えています)なヨメは、長女が産まれてからもどんなに夜泣きが激しく眠れない日が続いても、笑顔で家事育児を続けました。本当にすごいことだと思います。しかし、長女が1歳半になったころ次女の妊娠が発覚。とても喜ばしいことではありましたが、イヤイヤ期と激しいつわりが重なり、2人目が産まれてくることへのプレッシャーから、ヨメは参ってしまいました。今まで一度もしたことがなかった喧嘩を、このタイミングでやってしまいました。

 

このあたりの話を書くとキリがなくなるので、まとめると、ヨメは私や家族の幸せを考え、自身のキャリアを捨て子どもを産みました。両親は近くにいませんし、妻が無職では保育園に入れることはできず、本人の性格もあり周囲に頼ることができません。それを続けることは本当に辛かったと思います。

 

昔の日本的な家族は、夫が大黒柱として働き、妻が主婦として支えるというのは主流でしたが、それはただ、家族の安心安全のためにあらゆる我慢を妻が一身に受けていたから保たれていただけだと私は思いますし、それを自分がヨメにしてしまっているかと思うと辛くなりました。私からすればヨメに負い目があり、彼女の人生の選択肢だけでなく笑顔を奪ってしまった気がしております。ヨメに笑顔を取り戻してほしい。

 

育休に入ってからはと言うと、ヨメは毎日のように「四人で毎日いれて幸せだね」「こんな日がずっと続けば良いのに」と笑顔で話してくれています。私も心からそう思います。2人でいたときよりも笑顔が増えたのかもしれません。

 

子どもの成長はもちろんですが、オットが見たかったのはヨメの笑顔だったのかもしれません。

 

ではまた。